今回のゲストはオーガニックストア「麻布島崎屋」を今年9月にオープンした室岡明彦さん。作務衣姿に「笑顔の押し売り」などのユニークな文言が書かれたオリジナルの前掛けをつけてのご登場。
キラキラの笑顔が素敵です。室岡さんは、つい半年前まではIT企業のサラリーマン。
その業務の中で「腸内フローラ」の存在を知って興味を持ったことがきっかけで「人間の健康とは?」について考えるようになったそうです。
「人間は、食べたものからつくられている。結局は食べ物が大事なんだ。
だったら、その大事な食べ物を自分自身で売りたい」----そう考えるようになったのは、ちょうどお子さんが生まれたタイミングだったことも大きかったといいます。
さらに、室岡さんの背中を押した大きな力が二つありました。ひとつは、江戸時代から続く商家であった実家の記憶。
「両親が亡くなって、いったんは下した『島崎屋』の看板を、いつかもう一度掲げたいという気持ちが僕の中に強く残っていました」。
もう一つは、「障がい者と一緒に農業をやろう」という自然栽培の取り組みを全国に広げている人との出会いでした。
いろいろな話をする中で「収穫はできても、まだまだ売り先が足りない」ことを知って、「導かれている」と感じた室岡さん。「使命をもらった。よし!八百屋になろう!!」と決意しました。
健康のために、子どもたちのために、本当に身体にいいものを販売したいという強い想いと、「商家」のDNA。そして、「よいものを作っているのに売り先がない」という課題解決のために。
「オーガニックストア麻布島崎屋への道筋が、自然にできていました」
来週も引き続き室岡さんをお迎えして、お店で販売している商品のことや未来への夢などを伺います。引き続き、どうぞお楽しみに~。