第3回 10月20日放送 ゲスト:株式会社Playest JAPAN代表 加賀見進さん2019/10/27 07:00

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今回のゲストは山梨県からお越しいただきました。未来農業Short Legs Groupの立ち上げメンバーのお一人、株式会社Playest JAPAN代表の加賀見進さんです。

「未来農業」という言葉には、今までの農業の枠を超えた様々な挑戦・取り組みによって「10年後、20年後の農業を描いていきたい」という想いが込められているそうです。
ちなみに、この未来農業Short Legs Groupは3人グループ。メンバーは、加賀見さんの他に雨宮幸生起さんと長谷部野歩さんです。3人とも山梨で桃を作っている、まさに現場に立つ農家さんたち。
「みなさん若くて、イケメンですね!」と、これは根本さんのご感想。(笑)

未来農業グループでは、具体的にどんなことをされているのでしょうか。たとえば、「農業」と「農業とは全く別の業種」を掛け合わせることで何か新しい価値が生れるのではないか?というチャレンジ。
実際、「デザイン×農業」や「大学×農業」といった取り組みが行われています。加賀見さんは山梨県立大学の講師も務められていて、学生さんたちが農業に参加する「ハタチのハタケ」プロジェクトも進行中です。

さらに、もうひとつ、根本さんの「聞き耳」がピーン!と立つ気になるワクワクの情報が。そのキーワードが「週末農家」! 農業は「手がかかる、時間がかかる、熟練の技術が必要」というイメージが強いですが、
そういう従来の農業と両輪となって並行する形で加賀見さんたちがつくった「新しい農業」の仕組みがシャインマスカットの「省エネ栽培」。技術や時間は削減、その分見た目は劣るけれど、美味しさは変わらない。
贈答用ではなく最初から加工用を狙ってつくることで、なんと労力は5分の1程度にまで減らせるそうです。「日本中で耕作放棄地が増えている。省エネ栽培でそれらの開墾・新植が可能になる」と、加賀見さん。
畑がどんどん減っていくのがもったいなくて残念で、それを何とか解消していきたいといいます。そして、この「省エネ栽培」の嬉しいところは、「週末農家」を可能にしたところ。
都心のサラリーマンの方でも、学生さんでも「週に一・二回の農作業で果物も野菜も収穫できます」。素人でも大丈夫。きちんとプロがサポートしてくださいます。
「子ども連れでもできますか?」という根本さんに「できます!しかも、すっごく楽しいですよ!」とキッパリ、ニッコリの加賀見さんでした。

気になる方は、ぜひ「未来農業Short Legs Group」のHPをチェック!

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