2003.5.17 月のしっぽストーリー

    15歳にして、いまだに忍術を皆伝していないダメなくの一・百地うさぎ。
ある日、うさぎは、曽祖父の百地丹波に、
「伊賀でいちばんの男前、服部半蔵の嫁になれ」と告げられたのだった。

さっそく伊賀に向かったうさぎは、
森の中でたまたま出会った半蔵に一目ぼれ。
しかし、半蔵は「祝言はあげない。夫婦にもならない。」とつれない返事。
めげないうさぎは、
「半蔵さまの子供を産むまでは帰りません!」と宣言したのだった。

忍術を皆伝するまで半蔵のもとに預かられることになったうさぎは
少しずつ忍術を上達させたものの、
服部家の家宝の壷を割ってしまったりとあいかわらずのドジっぷり。

そんなうさぎの前に、ライバルが現れる。
7歳で忍術皆伝し、伊賀一の美少女とうたわれた伝説のくノ一、藤林ゆうり。
そして、織田信長の娘、叉羅。

個性豊かな登場人物の間で、様々な騒動に巻き込まれながら、
うさぎと半蔵との関係は、少しずつ進展をみせていくのでした。




(取材・構成:大村)